新生児が泣いたままの状態で放って置かれると、非常に有害なストレスの影響を脳が受けるという研究結果が多々あります。
この記事では、赤ちゃんが泣いたままの状態だった場合、どのようなことが発生するリスクがあるかをまとめました。
赤ちゃんってどうしても泣き止まない時あるよな~
話してくれないから理解しようがないよ
たしかに。
でもそのときはしっかり反応してあげることが大事なんやよ
1. 泣いた赤ちゃんの脳
泣いた赤ちゃんが放置されると、ストレスホルモンのコルチゾールが脳内に分泌されます。
これが過剰に分泌されると、脳の神経細胞が破壊されます。
生後3歳までで受けた神経細胞へのダメージの影響は大きく、永久的にマイナスの影響を受けます。
特に影響を受けるのは、前頭前野の働きです。
脳の前頭前野は、思考をつかさどる部位です。
ここは、人間を人間たらしめる部分であり、他の動物と比べて非常に大きく進化しています。動物の中でも前頭前野が最も大きいチンパンジーは、大脳のうち約10%を占めます。
しかし、人間ではなんと、約30%です。
思考、感情と行動のコントロール、記憶の制御、意思決定、コミュニケーションなど、人間生活の根底にある多くの働きをこの前頭前野で行っています。
その重要な部分に、ストレスホルモンの影響が出てしまいます。
泣いたまま放置されてしまった状態の子どもたちは、感情や行動のコントロールに大きな悪影響が出ます。
集中力も保持することが難しくなるため、学習面でも大きな問題が発生します。
そして、感情のコントロールが難しくなるため、他者への信頼と言った面でも、問題を抱えやすくなります。
それだけではありません。
更に、このような子どもたちは、肥満、糖尿病、心血管疾患、自己免疫疾患にかかりやすいことも分かっています。
感情や行動をコントロール出来ないので、暴飲暴食、睡眠不足などを引き起こし、生活習慣病を発生させる要因にもなってしまうのです。
放っておけば疲れて泣き止むもんだと思ってた
赤ちゃんが泣くのは、何かを伝えたい証!
コミュニケーションの方法がそれしか無いからなんよ
理解できなくても、理解しようとして行動することが大事なんやな
時々、どうしても泣き止まないこともあるんやけどね
2. 脳の発達に必要なのは「安定」
以上のことから、保育者がしなければならない唯一のことがあります。
それは、「反応」です。
赤ちゃんが泣いていたら、反応してあげてください。
赤ちゃんが泣いているということは、何かしらのストレスを感じているということです。
赤ちゃんが何にストレスを感じているかを考えます。
「〇〇ちゃん、大丈夫だよ パパはここにいるよ」この安心感が、赤ちゃんにとって、一生にわたって影響を与えるものです。
「辛いときには、誰かがいてくれて、守ってくれるんだ」という安心できる環境が、人間の成長には不可欠になります。
今からでも行動していくことにするよ
恥ずかしいけど、大切に思っていることを伝えていくよ
3. 参考文献
この記事は、下記の書籍を参考に作成しました。
とても興味深い内容が記載されています。
育児をするにあたり、私に大切な指針を示してくれた本です。
一般的にも非常に評価の高い本もありますし、人間の成長の真髄が書かれていると感じました。
私は、これらの本は特に男性には読んでいただきたいと思っています。
理由は、父親がどれだけ赤ちゃんのこと、育児を正しく知ってもらい、子育てに向き合ってもらえるかによって、家庭の状況が大きく変わってくるからです。
そのためには、子どもは正しい環境があって初めて育つことを知っていく必要があります。
上記のような本は、それをサポートしてくれます。
子育ての中で、様々な育児本を読むというのもとても良いことだと思います。
夫婦で、育児本を読んで話し合う時間こそが重要と感じています。
育児の方針を話し合うことは、良い夫婦関係のために必須!
そのためには、親が学びの姿勢を大切にしているべきだと思います。
とはいうものの、気負い過ぎず、楽しい育児をしていきましょう☺
ご覧いただきありがとうございます😊
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