我が家では、2022年に第一子が生まれ、子育てが始まりました。
正直なところ、出産準備関連は妻に殆ど頼ってしまったのは事実です。
出産をキッカケに、まず育児本を読み漁りました。
その結果、自分があまりに無知すぎたことに大きな衝撃を受けました。
それが、このブログを始めた大きな理由です。
今回は、私がこれまで読んできた本で、育児をするにあたり非常にタメになった本を紹介します。
まずは、「完訳 7つの習慣 ~人格主義の回復~」です。
1.「7つの習慣」
「7つの習慣」という本を、ご存知でしょうか?
これは、米国の経営コンサルタント「スティーブン・R・コヴィ」氏による書籍で、1989年にリリースされ、現在では全世界でなんと4000万部を突破している驚愕の本です。
ビジネス界で特に有名なこの本ですが、帯に書かれているのは、【ビジネスから夫婦喧嘩まで。世界中の悩みを解決し続けて30年、次はあなたの悩みです。】という、なんとも身近な話。
この本は、経営者だけでなく、人間の原理原則が書かれている本で、幸福論でもあると思います。
自らの行動や目指すべき未来の姿を、深く考えるキッカケになった偉大な本です。
この本を読んだことがないのであれば、是非手にとっていただきたい一冊です。
いつから読み始めても、遅くはないです。
私がもし「7つの習慣」に出会っていなかったら、今の育児への向き合う姿勢自体がなかったでしょう。
もしかすると、妻とも些細なことで喧嘩したり、不仲になっていたかもしれません。
これは短い本ではありませんが、本当に面白く、どんどん読み進められます。
この本のおかげで、私は人生が全く違うものになりました。
その理由は、人生における原理原則といわれる法則が、体系立てて分かりやすく記されているからです。
この本がなければ、今の良い夫婦生活や育児対する協力もないなと思うほど、大切な一冊でした。
育児休暇を取るべきだと思えたキッカケでもあります。
2. 何故この本が育児に活きるのか
この本は、俗にいう「育児本」というわけではありません。
なので、育児のノウハウが書かれているわけではありません。
それでも私がこの本を押したい理由は、下記の3点からです。
理由1:育児は一人では出来ないため
まず、どんな人間も、たったひとりで子育てはできません。
誰かとの協力が必要不可欠です。
たとえひとり親であっても、子育てのためには、親族や友人、保育園の方々との繋がりが大切だったりします。
育児という活動では、必ずどこかで、誰かに頼るシーンがあります。
そのため、良い人間関係が必要不可欠となります。
そしてどのような人間関係を作るかは、自分の行動次第です。
この本には、良い人間関係を作るための全てが網羅されているといっても過言ではないでしょう。
理由2:ストレスを育児に持ち込まないため
7つの習慣では、まず第1から第3の習慣で個人の成功があり、その後で第4から第6の習慣で、他者との間の成功を目指します。
それぞれの7つの習慣について、下記のような図で示されているのですが、本書を読まないと分かりにくいですね笑
この本の面白いところは、第1の習慣「主体的である」の内容に入るまでに、約70ページほど前書きがあるというところです!
「まだ1つ目の習慣、始まらないの?笑」という感じになりますが、この前書きがとても重要です。
前書き&第1の習慣だけを切り取っても、読む価値があります。ここに、育児に活かせるエッセンスがあります。
自分の思うようにならないのが、育児だからです。
子どもは、思ったように動いてくれません。
親は、睡眠も思うように取れません。
行きたい場所も、行けなくなります。
それまでの生活スタイルを、ガラッと変える必要が出てきます。
そんな中で、自分の感情に責任を持てないと育児のストレスが溜まっていきます。
親がストレスを感じていた場合、子どもは必ず気づきます。
もし自分の中の悩みやストレスを対処できる状態になっていなければ、自分以外のものに当たってしまうかもしれません。
他者のせいにしたり、環境のせいにしてしまったり。
そうすると、ネガティブなオーラを子どもが感じ、子どもとの信頼関係が築きにくい状態になるのです。
まず、良い人間関係を作ることが、育児の基盤を作ります。
自分でまず自律し、自立する。
本書で何度も書かれていることですが、周りの人々と協力してWin-Winを目指す。
もし対立が起きたときには、妥協よりもシナジーを生み出せるよう考える。
これを書いている私も、ストレスコントロールは毎回うまくいくわけではないですが、日々奮闘中です。
生活の中で色々な問題や対立が起きたときにも、原点に立ち返ることが出来るのが「7つの習慣」です。
帯に「ビジネスから夫婦ゲンカまで」と書かれていますが、まさにその通りで、ビジネス書というよりも、日々の生活で毎日活かせる本ですね。
理由3:家族内のエピソードが豊富で、参考にしやすいため
私は最初、この本を「ビジネス書」として読みました。
しかし、書かれているのは、予想に反して、妻や子どもとの会話やエピソード。
著者とその周りの方々が、家族とどう愛をはぐくんでいるか。
人間の愛とは、一体なんなのか…そんなことまで書かれています。
家族とのエピソードが何度も登場します。
家族は、人生の基盤であること、それを実感させられました。
この本は、抽象概念と具体例を非常にうまく織り交ぜて書かれているため、非常にわかりやすいです。
例えば、7つの習慣のうちの1つめの習慣は、「主体的である」。
非常に抽象的ですよね。
だからこそ、分かりやすい具体的なエピソードが豊富に書かれています。
そして、そのエピソードの中に、家族の関係の話も非常に多く登場します。
最高の成功者というのは、まず、家族との信頼関係があってこそ。
幸せというのは、日々の家族との生活の中で生まれている、ということ。
それを深く思い知りました。
3. 「7つの習慣」シリーズの本
私は3年ほど前に、この「7つの習慣」という本を読みましたが、原書以外の漫画版などの本も読んだので、紹介したいと思います。
漫画版から入るのも、全体像を掴めるので良いですね。
まんがでわかる7つの習慣
私の場合、まず概要をつかむため、最初に「漫画版」で読みました。
漫画版は、1~4巻まで分かれています。
個人的に好きなシーンは、3巻の最後の「第5の習慣、自分が変わるから相手が変わる」のエピソードと、4巻の最後「第8の習慣、指示をしなくても前に進む組織文化を作る」ですね!
3巻の最後は、ちょっとウルっときました。
漫画版は読みやすく、7つの習慣の概要も理解しやすいですね。
ただ、漫画版では物足りない、、というのが事実です。
中田敦彦のYoutube大学でも、この本の内容の解説があります。
そこでは、普段は漫画版をオススメしている中田敦彦氏が「これについては、漫画版ではなく、原版を読まずして始まらない!!」と強く押しています。
家族でできる7つの習慣
7つの習慣を更に深く理解したいと思い、「家族でできる7つの習慣」という漫画版も買いました。
40代サラリーマンの目線で描かれたこの本は、中学生の自分の娘が突然「アイドルになりたい!」と、突拍子もないことを言い出し、どう向き合っていくか?というストーリー。
家族を大切にしていこう!と私も思っていますので、この漫画版も、私が大切にしたいバイブルの1つですね。
7つの習慣に関する漫画版はどれも、絵もストーリーも分かりやすいので、老若男女問わずにお勧めできます。
13歳から分かる!7つの習慣
また、「13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン」という、子供向けの本もあります。サクッと読めるので、時々エッセンスを読み返すのにも活用しています。
完訳版 7つの習慣 人格主義の回復
「完訳版」は、原著に忠実に訳されており、誰にでも読みやすい内容です。「完訳版 7つの習慣」は、2020年に30周年記念版が新たに発売されました。
スティーブン・コヴィー氏の息子・ショーン氏による、約130ページの加筆があり、値段は2013年に発刊された「完訳版」と同じなので、今から購入する場合は30周年版が良いでしょう。
私は、オーディオブックで原本を聴いたり(フルバージョンで20時間程度)もしました。
散歩しながら耳で聴くのも私は好きですね。
今は、英語の勉強も兼ねて、ところどころ原書(英語版)を読んだりもします。
おわりに
育児のための本を1冊選ぶとしたら、まずは「7つの習慣」という話でした。
約3年前、私はこの本を読んで衝撃を受け、自分のミッションステートメントを書きました。
そして今、大切な仲間に囲まれていると感じます。家族にも、職場の方々にも、向き合うことが出来ていると感じます。
充実した日々を送ることが出来ていることに、本当に感謝しています。
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