男性の育休 メリット&デメリットを徹底解説!【育児休暇2ヶ月レポ】

こんにちは!ずっぴです!
今年、第一子が生まれ、それをきっかけに2か月間の育児休暇をいただきました。

男性の育児休暇の取得率は、近年高まっています。
そういった背景もあり、育休を夫に取ってもらうか考えているご家庭もあるかと思います。
とはいえ、まだ男性が育休を取る文化は浸透していないのが現状です。そのため、周りから男性の育休がどうだったか、話を聞いたことがない方もいるかもしれません。

そこで今回、私の育休レポを書きたいと思います。
これから出産を控えるママパパさんたちの参考になれば嬉しいです!

本当に充実した時間でした!
妻にも、会社メンバーにも感謝です!

【プロフィール】
30代男。
夫婦+娘の共働き世帯。
大学/大学院で微生物工学を履修し、24歳から製薬企業でエンジニアとして勤務。その後一度転職し、別企業でエンジニアとして現在勤務中。
2022年8月に妻が無事出産し長女が生まれ、私は2か月間の育児休暇を取得しました。

まず、この記事では、私が感じた男性の育児休暇取得のメリットとデメリットについて記載します。

目次

男性の育休 メリット

育休を取るメリットは、話せばいくつも挙げられます!そのうちでも重要な2大メリット(+おまけ)を紹介します!

1. 夫婦関係が格段に良くなる!

正直言ってもう、これに尽きますね!
最大で最高のメリットです!!!

とは言っても、

いや、今のままでも夫婦関係が悪いわけじゃないな
じゃあ、うちは育休は不要かな

と思う方もいらっしゃるかも知れません。

でも、出産の前後で、状況は信じられないほど変化します!

男性が思っているよりずっと、出産は人生の一大事!!
ママにとっては本当に命がけです。
出産と、子供との生活の始まりで、特にママには多大なストレスがかかります!

ママの産後うつに防ぐ

いきなりネガティブな話になってしまいますが…

厚生労働省によると、初産婦では特に、出産後の数週間後にうつ病になってしまう可能性が高いです。
出産後の1年間での、ママの死因で最も多いのはなんと「自殺」というデータもあります。

産後うつにならなかったとしても、気分が落ちてしまうこともよくあります。なので、産後のママをしっかりサポートすることはとても大事!

とはいうものの、

いやいや、うちは大丈夫だわ
鬱になるような人じゃないし
それに産後うつって周りであまり聞かないよな

と思う方もいるかもしれません。
でも、そんな方こそ要注意です!

ここで、産後うつの要因を3つ上げてみます。

産後うつの要因1:体への負担が大きい

出産後のママは、男性が思っている以上に大きなダメージを受けた状態です。
本調子に戻るまでには、出産から2ヶ月ほどは必要です。この時期に、ママが長時間の立ち仕事などをしていると、免疫の低下や細菌感染のリスクが高まったり、更年期障害が重くなるといったリスクがあります。

産後うつの要因2:生活リズムが崩れる

出産後、育児により生活が一変します。
好きな時間に眠れないし、育児で生活リズムは整いません。命を守る責任と重圧もあり、自分でも気づかないうちに大きなストレスを自然と抱えてしまっています…

産後うつの要因3:頼れる人が近くに居ない

時代の変化も、追い打ちをかけています。

近年では、拡大家族から核家族の世帯への移行が進んでいるだけでなく、周りに頼れる親族や親戚がいない世帯も多くなっています。こうなると、育児で突発的に発生する問題に、ママが一人で対応しなければならなくなります。

以上が、産後うつの大きな要因です。

夫婦間でいつも支え合える関係を作ろう

産後のママは、体調が万全でないことに加えて、24時間慣れない育児に対応することと責任が重なり、産後うつになりやすい状態であることを、まず男性は知っておきましょう。

そのため、この本当に大変な時期に、サポートしあえる夫婦関係が必要なんです!

パパが、家でも仕事のことを考えていたら(育休を取る前の私がそうでした…)、妻が産後うつになってしまうかも知れません…

私はわりと仕事が好きなので、仕事の日の帰宅時刻は、どちらかというと遅めでした。
普段から充分に夫婦で話せていない場合は要注意です。

男性は、「いや、うちはしっかり妻と話できているよ」と思いがちです。(^_^;)

出産前後では、改めて落ち着いた時間を設けて、夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか?

2. 子どもについて深く理解できる!

育休をとることで、我が子とたくさんの時間を過ごせます!
子どものことを理解できれば、それ以降で子どもについて相談を夫婦でしやすくなりますよ!

我が子を肌で感じる

育児休暇の期間は、妻と分担して育児をすることになります。
授乳、おむつ替え、入浴、あやし、抱っこなどで、日々我が子と一緒に過ごせます。生まれたての赤ちゃんは、何かを伝えるときに泣くことしか出来ません。

私は最初、泣いている理由が全然わかりませんでした…

でも、赤ちゃんの発しているシグナルを、理解しようとすることが大事です!

  • ミルクが欲しい?
  • オムツを交換してほしい?
  • 抱っこしてほしい?

赤ちゃんの気持ちを考えながら過ごし、育休前よりも子どもの思っていることが分かるようになりました。

それでもママには到底及びませんけど笑

また、我が子の日々の成長や変化を感じられます。
特に生まれてから3ヶ月の間は、人生で最も成長する期間!
たった数ヶ月で、体重が生まれて時の2倍になるなんて、後にも先にもこのときだけ。すごい成長ですよね!

最初は泣いてばかりの赤ちゃんも、徐々に表現方法を覚えてきて、表情も豊かになっていきます!
そんな一番成長する時期に一緒に居られたら、一生の思い出になりますよ!!

文献で育児を学ぶ

育休の期間、私は妻と一緒に色々と育児の本を読みました。
育休がなければ、そういった育児の本を読み込む時間は取れなかったと思います。声のかけ方、接し方など、全然知らないことばかりでした…

本当に目からウロコだったし、時間をかけて学ぶべきだったなと思いましたね!
育児の初期段階で、子どもの成長に対して親がするべきことを学べたのはとても良かったと感じます!

夫婦で読んで、特にためになったなぁと思うものは下記の本ですね

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以上が、育休で感じた2大メリットです!

おまけ: 会社のチームの団結力が上がる!

育児休暇を取得するメリットとして、その企業での働き甲斐が高まるということも付け加えたいと思います。

育休を取った方は、業務への復帰後に、会社への帰属意識が高まるというデータがあります。
そして、誰かが育休を取った実績を作ると、後に続いて育児休暇を取得したいと考える同僚や後輩も出てきます。組織で最初に育休を取る方は勇気が要りますが、後に続く方は比較的言いやすい笑
そうやって、連鎖的にチームの組織への帰属意識が高まっていきます。

また、育休を取得した方だけでなく周りのメンバーも「うちの会社は、従業員の家族も大切に考えてくれている」と感じることができ、より働き甲斐が高まります。結果としてチームの団結力も上がります!

このように、育児休暇の取得は、個人だけでなく企業やそのチームにもメリットがあります。

★メリットのまとめ

以上が、男性が育休を取ったメリットだと特に感じた内容でした!

育休の期間は、夫婦の大切な会話ができる時間です。そして、子どもの成長を肌で感じられます。
子供のことを理解して、夫婦で一緒に問題に向き合えるようになり、ママの心身の負担も減らせます。

育休を取るにしても取らないにしても、男性は、育児や家事に積極的に参画したほうが良いですね!

男性の育休 デメリット

育児休暇は、男性にとって良いことばかりではありません。メリットがあれば、デメリットも存在します。

私個人的に感じたデメリットをまとめてみます!

1. 仕事を休まなければならない

自分の仕事が止まります!
また、仕事を休むので「周りに迷惑をかけてしまう」と感じるかと思います。

育休を取る男性にとって、会社の業務から長期間離れる経験は初めてのことだと思います。
だからこそ、しっかり引き継ぎの準備をしましょう!

業務の引き継ぎは、大変かもしれません。でも、スムーズな引き継ぎをすることって、自分チームのマネジメントの練習だって思います。

全体を見て、周りが合意できる方向を目指して話し合う。これが、チームビルディングの大切な一歩です。
だから、育休までの準備の中で、確実にこれからの仕事でも活きるスキルが鍛えられます!

仕事を楽しんでいる方は、しばらくは寂しいと思います…
でもまぁ、仕事だけをやるために生まれてきたわけでもないので、生活の変化を楽しみましょう!笑

2. 収入が下がってしまう

育児休暇の期間中は、企業からの給料は基本的に出ません。

でも、育児休業給付金を活用すれば、6ヶ月までの育児休業であれば賃金の67%が、6ヶ月からは50%が雇用保険から支給されます!この67%というのは、交通費や残業代、家族手当等の各手当も含めて算出されます。

また、育児休暇期間中は、社会保険料の支払いが免除されます!

このことから、実際には、約80%の額が支給されるということです。
そのため、お金について計画を立てて準備をしておけば、育休期間の収入減は問題視しなくていいレベルだと感じます。

3. 育児や家事に慣れてないため疲れる

育児休業といいますが、全く「休業」って感じではないですよ!!笑
いや、、想像以上に大変で唖然としました…

育休が始まって2日目、私は妻に言いました。

こんな大変なの全然知らなかった
これまでよく一人でやってたね…
サーセン!

めっちゃ身近な場所で、家の中で起きていたことなのに、自分には見えていなかったんです…
私は仕事を理由に、あまり育児に参画していなかったんですね。

妻も私に気を遣ってくれてか、私が育休を取るまでの間は、育児で私に負担をかけないように取り計らってくれていたと思います。
その育児と家事の両立の大変さ、気づけませんでした(^^;


出産後、産後うつになる理由が分かった気がします。

我が家では、家電を使ってできるだけ家事を自動化・簡略化し、手間を減らす工夫をしています。それでも、キツかったですね。

我が家で使っている家電で、育児と相性が良いものを下記の記事で紹介しました。

最初は「新米バイト」くらいの働きしかできない

「ヨシ!育児をみっちりやるぞ!」
と意気込んだところで、私には子育ての知識も経験もありません。
なので、最初は「新人バイト」以下の働きしか出来ませんでした!笑
まず、自尊心を粉々にされました!ゼロからのスタートです!

新しいことをするのは、疲れることもあります。笑
でも、だからこそ新しい発見がたくさんあります!初めての世界が見えて本当に楽しい時間になりますよ☺

ママから色々学んだり、どう育てていくか話す時間を積極的に作りましょう!

4. 生活習慣が乱れてしまう

新生児は、3時間の感覚で授乳が必要です。
生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜の感覚もないので、睡眠不足になったり、生活習慣も乱れます。
生後すぐの赤ちゃんの育児していたら、生活リズムを考えるどころじゃないです…

そういった環境なので、どうしたらより良い状況になるかを、ママと話し合うしかないですね。
この大変さは、ママが一人で背負うものではないなと思いました!

5. 外出しにくくなりストレスが溜まるかも

仕事をしていたら、外出する機会が自然とあると思いますが、育休期間は外出しにくくなるのでストレスがかかるかも?
でもそれはママも同じです。

お互いに息抜きが出来るような工夫も必要ですね!

うちでは、夫婦でボードゲームをするなどして過ごしていました。ボードゲームは、子どもを診ながら、室内で楽しめます。

テレビゲームとは違い、ボードゲームは向き合ってプレイするので、遊びながらお互い顔を見て色々話せるのでオススメです。子供が寝ている間にプレイし、起きたら中断して絵本読んだり遊んだりオムツ替えたりと、育児もしやすい!
育児と相性が良いですね!

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ガイスター

はらぺこバハムート

まじかる★キングダム
妻とプレイしたボードゲーム

★デメリットのまとめ

以上が、私が思う育児休暇を取得する場合のデメリットです。
しっかり準備しておけば、特に大きなデメリットはありませんね。笑

おわりに

以上、私が2ヶ月の育児休暇を取得して感じた、男性の育児休暇のメリット&デメリットでした!

男性が育休を取ると、慣れない生活にまずストレスを感じることもあると思います。
育児は、本当に時間がかかるし、子どもは全然自分が思うようにいきません。
ですが、それ以上にママは大変な重圧を感じているはずです。

だからこそ、お互いの考えを尊重し合うことがまず大切ですね!
そして夫婦で協力して、時には息抜きをしながら、子どもと向き合っていくと新しい世界が見えると思います!
家族について考えたり、命について学べるとても大事な日々になることを保証しますよ!

夫婦で育休を取っていた期間の、一日の過ごし方については下記の記事を御覧ください☆

育児休暇の関連記事は、今後また書いていこうと思います!

育児休暇という制度を、男性が適切に活用して、良い家庭を築ける方が少しでも増えることを願ってます😊

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