原因論、目的論とは?

原因論と目的論
原因論と目的論
目次

自分の人生を生きるため、「目的論」を知ろう

くろにゃー、久しぶり!
なんか最近大変そうやん。大丈夫?

はぁ、、そうなんだよ。
最近ワイ、残業時間がどんどん増えてるんだ。
職場のストレスかもしれないんだけど最近胃が痛くなっちゃって、、胃薬飲み始めたんだよな。。

え、それ、めっちゃ苦しい状況やん、、
それは状況変えていきたいところやね!

けど、オイラ仕事の覚えが悪くて、手際よく仕事進められないんよなぁ。
昔っからオイラ、新しいこと覚えるの苦手でさ、、めっちゃみんなの足引っ張っちゃってんのよ。

なるほど。
もしかすると、くろにゃーは自然と「原因思考」で考えちゃってるんかもね?

え?なにそれ?

皆さんは「原因論」「目的論」という言葉をご存知ですか?
目的論は、アドラー心理学において提唱されている有名な思考方式の概念です。

この考え方は、日々の生活だけでなく、ビジネスでの問題解決にも取り入れることができる、非常に有用なツールです。
今回は、「原因論」と「目的論」について、学んでいきましょう。

1. 「原因論」とは?

原因論は、「人に起こった過去の出来事が影響して、現在の状況を作っている」って考えることやよ!

原因論とは、過去の出来事によって現在の状況が作られていると捉える思考方式のこと。

問題の原因は過去にあると考え、その原因を探っていきます。

原因論は、フロイトが提唱した考え方としても有名です。

フロイト「自分の今の苦しみってのはよぉ、自分の過去に原因があるんやで。」

原因論で考えると、いま問題になっている理由を簡単に作り出すことが出来ますし、表面上の慰めにもなります。

しかし、原因を追求するだけでは、問題を解決することはできません。過去を変えることはできないので、未来を変えることも出来なくなってしまいます。

原因思考で考え続けていると、未来は決まりきったものとして目の前に存在する状態となるため、自分で未来を切り開く勇気が自然と奪われていきます。

そのようにして、自分自信の勇気が奪われた結果、新たなチャレンジができなくなるネガティブループに陥ることとなります。

原因論とは、自分に対しても他人に対しても、勇気くじきをしてしまう思考方式です。

(図:原因論とネガティブループ)

2. 「目的論」とは?

目的論は、「人は何らかの目的があって、自らの行動を選択している」って考えることやよ!

目的論とは、「人間は誰でも、何らかの目的があって、自らで今の行動を選択している」と捉える思考方式のこと。

自分の目的は何か、ということに立ち返り、その目的に向かってどう行動したら良いのかを考えることになります。

目的論は、アドラーが、フロイトの提唱した精神分析学と区別するために用いました。

アドラー「未来のために、今何をすべきか考えてみよう」

問題が発生したとき、なぜ自分はそれを問題と捉えているのか、自分は今後どうしたいのか、そうやって自分の「目的」を考えます。

自分の「目的」のために、次に何をすべきかを考えます。

目的思考で考える事により、未来は自分の選択によって生み出せると思えるようになり、行動する勇気が自分の中で湧いてきます。

目的論は、自分を勇気づける思考方式なのです。

新しいチャレンジをすること自体を、まず自分で肯定し、成果を出していくためには、目的論のマインドセットを持つことが必要不可欠になります。

(図:目的論とポジティブループ)

3. 原因論から目的論へ思考の転換をしていこう

「原因論」は、過去の出来事によって現在の状況が作られていると捉える思考方式のこと。

原因論とは、自分に対しても他人に対しても、勇気くじきをしてしまう考え方であると言いかえられます。

一方、「目的論」とは、人間は誰でも、何らかの目的があって、自らで今の行動を選択しているのだと捉える思考方式のこと。

目的論は、自分を勇気づける思考方式でもあります。

このように、2つを切り分けて考えてきましたが、「原因論」を否定する必要はありません。

ビジネスでもプライベートでも問題が発生したときには、まずは根本原因の特定が重要です。

なぜなぜ分析、フィッシュボーン図の活用などで、原因を特定するプロセスは問題解決に必要不可欠となります。

しかし、原因を考えるのと同時に、目的思考を活用していく必要があります。

直面した問題は、なぜ自分が問題だと考えているのか?

問題を解決することで、どうなりたいのか?

このように、問題解決をすることの「目的」に、焦点をあわせるのです。

人は誰でも、自分の目的に向かって動いています。

生活の中の食事も睡眠も勉強も、勤労も恋愛も娯楽も、全てに目的があります。

逆に言うと、目的のない行動は、何もしていないのです。

「原因論」で考えているパラダイムでは、ネガティブループに陥ってしまいます。

しかし、「目的論」の考え方を取り入れることで、これからどうするかを考え、アクションする勇気が少しずつ湧いてくるのです。
 (図 ネガティブループから ポジティブループへ)

4. 目的論への思考転換の一例

冒頭のくろにゃーの場合、「自分の残業時間が多い」という問題について、原因は「自分の物覚えが悪いこと」として現状を受けて入れていました。

残業が多くストレスフルな厳しい現状について、嫌だと思いながらも、それはもう仕方がないことだと諦めていました。

しかし、自分の力で未来を変えていくためにまず必要なのは、原因を探るだけの「原因論」から、これから自分が何をしたいか、なぜその問題を解決したいのか?を考える「目的論」への切り替えでした。

オイラが最近ずっと残業続きで疲弊してたのは、オイラの仕事の物覚えが悪いのが原因だと思っちゃってたわけだ。

せやね。それは原因思考やと思うよ。

そうかもしれない。自分の性格が原因なんだって思うことにして、今の辛い現状を受け入れてたんだ。
それで、オイラにはこの状況を変えることは出来ないって思ってた。

でも、それも捉え方次第やよ。

そうだね。問題の原因を考えて見つけたところで、自分がチャレンジしない理由作りと、成果が出ないことの正当化にしかならないもんな。

自分を苦しめる必要はないんやよ。
一緒に、未来を創っていこう!

あどにゃーのGO!ハレノヒ号!では、あどにゃー達と一緒に、日々の生活を向上させるヒントを発信しています。

未来を自分で変えられる思考である「目的論」を取り入れられるよう、一緒に学んでいきましょう。

本記事をご覧いただいている皆さんのお友達、家族や大切な人へ、皆さんが自然と勇気をお届けできるよう、あどにゃープロジェクトでは、あどにゃーラインスタンプを作成しました。

アドラー心理学に興味をお持ちの方は、是非覗いてみてください。

周りの大切な方々と、勇気づけし合える輪を創って広げていきましょう。

目次