イラストレーターになってから

イラストレーターになる前は、当時3歳だった娘を抱えシングルマザーとして激動の毎日を送っていました。

朝起きて自分のしたく、子供のしたくをし、保育園に送り、仕事へ。仕事が終わったら保育園にお迎えに行き、夕飯の準備をし、お風呂に入れ、子供を寝かせてから洗濯物や片付け、明日の準備をする。

それに加えて食料や日用品の買い出しも、こどもが風邪を引いたてら病院への通院も、一人ですべて賄わなくてはいけません。

そんな生活を送っていた私が、イラストレーターになって大きく苦戦したことが2点ありました。

一つ目はイラストを制作する時間を確保すること。2つ目はイラストを制作する技術。

本日はイラストレーターになってからのことを書かせていただきます。

目次

シンプルな生活

今の生活に何か習慣を取り入ようとしても続かないことってありませんか?タイムスケジュールがつまり過ぎて結局できなくなる。

わたしも始めは今までの生活にイラストを描く時間をねじ込んでいました。見事に掃除はおろそか、洗濯物は溜まり、睡眠時間は削られていきました。

「こんなんじゃ続けられへんっ」

そこで生活を一度見直そうと思いました。

 私の場合、10年間やり続けていたアクアリウムを手放しました。だいぶ悲しみはありました(笑)週一、2時間のメンテナンス、生産性0でした。魚が気持ちよさそうに泳いでるのを眺めていると癒されるのですが、魚が私の悩みを解決してくれるわけではありません。

 洗濯物も干すのを辞めました。毎日の事なので洗濯機をドラム式に変え、乾燥までしてもらうことにしました。

服も同じものを購入しコーディネートする時間を省き、靴下、下着は同じもので揃えました。

他にも断捨離し、家の中をスッキリさせました。視覚情報を極力減らしストレスの掛からない、そして掃除、管理のしやすい家にしていきました。

テレビを観ない

家電をスマート化する

朝食、昼食は食べない

SNSで無駄な発信をしない

LINEの通知をオフにする等

自分が思う、無駄な習慣と選択することを省いたことにより、時間を確保することができました。当たり前にやってたけど、実際無駄だったなと思うもので溢れていたことに今まで気づきませんでした。

皆さんも「最近忙しい、時間に追われてるわぁ」と思うことがもしあれば、一度自分の生活を見直し、自分の思う無駄を見つけ、シンプルに生活することをおすすめします。

自分のためから、みんなのためへ

さあ、時間が確保されたらイラストを制作していこうということでペンタブを購入しました。知識0でイラストレーターになったので、「ペンタブ?何それおいしいの?」レベルでした。

イラストを描きたいのに描けないのはそれはもうとてつもなくストレスでした。

「辞めたい、心折れそう」何度も思いました。最初の1枚のイラストが出来上がるのに何時間も掛かりました。

LINEスタンプ1セットの数は8、16、24、32、40個と自分たちで決めることができます。あどにゃースタンプではできるだけ使いやすく、毎日使えるように最大個数40個のスタンプを用意しようと思いました。

1枚の制作時間に何時間も掛かっていた私にとって、40枚のイラストを用意することは「寿命が先か、LINEスタンプリリースが先か」と思うくらいとてつもなく大変な作業でした。

 今までやっていた趣味は「自分のため」にしてきたことでしたが、あどにゃープロジェクトでのイラストを描くことは「みんなのため」でした。だからこそ成し遂げなければならないと自分を奮い立たせました。

そしてメンバーのみんながいつも何度でも励まし、勇気を与えてくれました。正直この温かい応援がなければ挫折していたと思います。

だからこそ諦めずに、知識を付けながら地道にイラストを制作することができました。

そしてついにLINEスタンプショップにて「あどにゃー♡勇気づけネコ Vol.1」がリリースされたとき、感動が押し寄せてきました。

またLINEスタンプを実際に使用してくれた方々から

「かわいいキャラクターで使いやすい!」

「このLINEスタンプを使ってから夫婦関係が改善された」等の

お声をいただき、とても胸が熱くなりました。

イラストレーターになって

現在おかわリリカのLINEスタンプは6種類リリースされています。回を重ねるごとにペン先は踊るように動かせるようになりました。

今は周りで応援してくれる皆さんやメンバー、家族、友人のおかげで、私がおかわリリカで居続けられる原動力になっています。

 何においても新しいことを始めるのは不安かと思いますが、悩んで立ち止まっているより行動し続ければ喜びに変わる時がくると思います。

応援してくれる身近な人に感謝しつつ、これからも活動していこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

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